日常意識というノイズを浄化する・・・シェルに入る前のヒーリングと作法について
フローティングシェルの世界は明らかに非日常的な体験です。皆さんがECCOに訪れるのは会社帰りだったり、あるいは自宅から電車を乗り継いできたり、街の雑踏を通過してきたり、様々な意味で日常意識を引きずった状態にあると言えます。
外部からの様々な情報や刺激にさらされている私たちの日常意識の状態を脳波でみると、ベータ波が優位になっています。これは40Hz未満~13Hzの範囲の比較的粗い波です。あなたがストレスを抱えてイライラしているほど数値が高くなって波がますます粗くなると考えてください。
リラックス時に優位になるとされるアルファー波は13Hz未満~8Hzのゆるやかな波です。目を閉じて視覚からの刺激を抑え、呼吸が整ってくると次第にこのアルファー波に近づいてきます。
フローティングシェルの中での体験はさらにゆるやかなシータ波の世界です。アメリカでの生理学的な研究によってフローティングシェル内で浮かぶことで簡単にシータ波が優位になることが確認されていますが、これはいわば深い瞑想状態の意識です。
しかし日常のノイズに満ちた世界からシェル内の静寂な瞑想の世界へと、あなたの意識を一挙に切り替えることはなかなか難しいものです。
せっかくシェルの非日常的な感覚の中に身をおいても、この意識の切り替えがうまく出来ていないと日常のわずらわしさから逃れられず時間が気になったり、シェル内の湿度が気に障ったり、あるいは過呼吸になって息苦しく感じられたり、深いリラクゼーションに対する不快な抵抗感が浮上してくることがあります。
そこで、ベータ波からシータ波への変換をスムーズに促がす事前ヒーリングが要請されるのです。ECCOでは特にチベット密教の法具を使用した幾つかの音によるヒーリングを事前に行わせて頂いています。これには宗教的な意味合いは一切ありません。
キーンと突き抜けるようなチベットベル独特の高周波音や、逆にボ~ンとカラダに響く複雑な倍音をはらんだ低周波音は、意識やカラダの緊張の転換をはかるのに即効性があるのです。実際、あなたはたちまち心地のよい非日常的な感覚にいざなわれるのを実感するでしょう。すなわち、この音を体感することであなたが無自覚のうちにまとっていた不必要なノイズが浄化されたのです。
作法を通して意識を整える
また、シェルに入る際にもっとも有効な意識のありかたが「すべてゆだねる」という感覚です。外からの刺激のない非日常の世界に、生まれたままの無防備な状態で浮かぶということは、あなたに無意識の緊張を呼び覚ますかもしれません。その際に「すべてゆだねる」という意識を持つことで無意識の緊張を開放し、さまざまな気づきを得ることができるのです。
そこでECCOが注目したのが、様式としての「作法」です。作法というと何やら堅苦しく感じられるかもしれませんが、一連の動作を「型」にはめていくことで、実際に意識を整えていくことが出来るのです。
そもそも日本は「型」を尊重した精神文化を発達させてきた稀有な国です。「型にはめる」という言葉は今ではマイナスなイメージで使われがちですが、実は自らをある「型」にはめることでより大きな流れにゆだねるという、非常に成熟した精神が背景にあるのです。そしてこの「ゆだねる」という精神のあり方こそが、あなたに究極のリラクゼーションをもたらすのです。
その意味では、実はフローティングシェルこそ日本人の感性にフィットしたヒーリング装置であると言えるかもしれません。
慌しくECCOにやってきてシャワーだけ浴びてそのままシェルに入っても、深い体験を得ることは至難です。先ずは日常意識というノイズを浄化し、簡単な作法を通して意識を整えてから、シェルの中で大いにゆだねてみましょう。
この体験を重ねることできっとあなたの日常もリラックスした環境に変化していくことでしょう。




